この度、高岡の地に、新たな和食の舞台が誕生しました。
私たちは、ただ美味しい料理を提供するだけではなく、この町の歴史と文化、そして自然の恵みを伝える存在でありたいと考えています。

かつて、大伴家持が愛し、多くの和歌を詠んだ高岡の地。
そして、その文化と共に生きる能登の大地。
2024年の能登半島地震は、この美しい地域に大きな傷跡を残しました。しかし、私たちはこの地の力を信じ、再びその魅力を伝え、未来へとつなぐことを使命としています。

加賀屋の女将がプロデュースするこのお店は、「食を通じて高岡・能登の誇りを取り戻し、訪れる人々の心を満たす場所」として生まれました。
伝統と革新が融合したここでしか味わえない和のひとときを、心ゆくまでお楽しみください。

高岡・能登の恵みを、
一皿に込めて

私たちの料理は、高岡・能登の豊かな自然の恵みをふんだんに使用しています。
富山湾の新鮮な海の幸、四季折々の山の恵み、地元の職人が丹精込めて育てた野菜やお米。これらの素材が持つ本来の美味しさを最大限に引き出すことが、私たちの役割です。

こだわりの食材

  • 富山湾の宝石:白エビ、ホタルイカ、ブリなど、その時期最も美味しいものを厳選。
  • 能登と加賀の大地の恵み:能登野菜、加賀野菜、能登牛、輪島の海藻など、地域ならではの味わいを大切に。
  • 高岡の美味しい水と米:名水に育まれたお米は、和食の味わいをより引き立てます。

また、和食の真髄ともいえる「出汁」にも妥協はありません。
天然昆布と本枯れ節を使い、丁寧にとった出汁が、料理に奥行きと優しさを加えます。

器の美、職人の技

料理を引き立てるのは、美しい器の存在です。
当店では、高岡の伝統工芸である高岡銅器や漆器、そして能登の輪島塗を使用し、料理とともに「和の美」を表現しています。

  • 高岡銅器:職人が生み出す艶やかな器が、料理に上質な彩りを添えます。
  • 高岡の錫器:お酒や料理をより一層引き立てる、洗練された美しさ。
  • 輪島塗の漆器:能登の伝統が息づく器で、特別なひとときを。
  • 九谷焼:鮮やかな色彩と豪華な絵付けが、料理を華やかに

食材、技、器が一体となることで、料理がひとつの「作品」となり、五感で味わう楽しみを生み出します。

加賀屋の女将が紡ぐ、
おもてなしの心

このお店をプロデュースしたのは、日本を代表する旅館「加賀屋」の女将。
加賀屋が長年大切にしてきた「おもてなしの心」を受け継ぎ、ここ高岡の地で新たな形に昇華させました。

お客様に寄り添い、静かで心地よい時間を提供するために、細部までこだわった空間づくりをしています。
料理のひとつひとつに、心を込めること。
お席の設えから、さりげない気遣いまで、すべてに温もりを感じていただけるよう心掛けています。

また、店内には万葉集にちなんだお部屋をご用意しました。
大伴家持が詠んだ情景を感じながら、特別な空間でお食事をお楽しみいただけます。

食でつなぐ、能登・高岡の未来

私たちは、この地の魅力を「食」を通じて伝え、未来へとつなげることを目指しています。
能登と高岡の復興を願い、この町に新たな賑わいを生み出す場として、多くの方に訪れていただきたいと願っています。

一皿に込めるのは、地域への感謝と未来への希望。
この場所で生まれる食のひとときが、能登・高岡の新たな一歩につながることを信じています。

万葉の詩が息づくこの場所で、季節の移ろいとともに、特別なひとときをお過ごしください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

PAGE TOP